インフルエンサーの収入源は?仕組みや実情をインスタインフルエンサーが解説!

「インフルエンサーの収入源を知りたい」
「マネタイズの指標のため、リアルな収入情報を知りたい」

上記のような疑問や悩みに応えるべく

きゃんた

インスタグラムアカウント:@k_s_k_stagram

フォロワー数1万人越えのインフルエンサーが

「インフルエンサーの収入源」「最新の相場観」などを解説します。

この記事を読めば、インフルエンサーの収入のリアルを知り、マネタイズを実現するなために必要なことがわかります

インフルエンサーとは

インフルエンサーとは

インフルエンサーとは英単語の「influence(影響、威光、有力者)」を語源とし、「世間に与える影響力をもった人」のことを指します

「インフルエンサー」という言葉が台頭したのは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の普及がすすんだからです

以前は、企業が自社商品を宣伝する場合、TVに出ている芸能人やアスリート、専門家などの「有名人」を活用していました。

ところがSNSの普及により、TVやメディアに出ていなくても影響力を持つ人が増え、その影響力に着目した企業がインフルエンサーに自社製品の宣伝を依頼するようになりました

マーケティングが加速していく中で
SNSという新しいツールで影響力を持つ人に対して「インフルエンサー」という言葉を使用するようになりました。

現在では、インフルエンサーを活用した販売促進、「インフルエンサーマーケティング」が活発に行われています

インフルエンサーが運用するメディア

現代社会では多くのSNSがあり、各ツールにインフルエンサーが存在します

ただし、インスタグラムとTwitter、インスタグラムとTikTokなど、ほとんどのインフルエンサーはSNSツールを併用。
現在の主要なSNSは下記の通りです。

SNS名利用(者)数特徴
Twitter国内月間アクティブアカウント数 4,500万話題の即効性や拡散力が高い
Instagram国内月間アクティブユーザー数 3,300万人ビジュアル性重視。
10~20代の利用者数が多い
YouTube国内月間アクティブユーザー数(※18~64歳)6,500万人10代〜60代までと幅広い年齢層に親しまれている随一のSNS
TikTok国内月間アクティブユーザー数950万人若年層から支持される急成長中の動画ツール

参考:【2021年10月更新】主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ

SNS毎で年齢層やコンテンツのスタイル(動画・テキスト・写真)が違うので、同じインフルエンサーでも、媒体によって発信内容を変更しています

例えば、インスタグラムではおすすめの雑貨や化粧品をおすすめし、Twitterではインスタグラムアカウントの運用ノウハウを発信するなど、使い分けていますよ。

インフルエンサーはランクに分かれる

企業が「インフルエンサー」とタイアップを行い、日用品やサービスの販売促進を図るマーケティング施策を「インフルエンサーマーケティング」と言います。

2020年の国内ソーシャルメディアマーケティングの市場規模は、5,519億円(前年比107%)。今後も伸長すると言われている注目度の高い市場・施策です。

参考:2020年のソーシャルメディアマーケティング市場は5,519億円、前年比107%の見通し 2025年には2020年比約2倍、1兆1,171億円規模に | デジタルインファクト | デジタル産業の調査、評価と市場算出

インスタグラムでは、特にインフルエンサーマーケティングが盛んに行われています。

なぜなら、国内の月間ユーザー数が3,300万と、おおもとのFacebookすらも越え、伸長しているツールだからです。

ユーザー数1位のLINEは連絡手段として活用が多く、ユーザー数2位のTwitterはユーザー数の伸びが落ち着いています。

ユーザー数3位のインスタグラムがもっとも注目されているツールと言えるでしょう。

参考:インスタグラムで成功するためのマーケティング知識

そのインスタグラムのインフルエンサーですが、実は影響力によってランク分けされます

ランクは、フォロワー数を基準に以下の通りです。

・トップインフルエンサー
・ミドルインフルエンサー
・マイクロインフルエンサー
・ナノインフルエンサー
・ライトインフルエンサー

インフルエンサーのランク別

稼ぎやすくなるのは「1万人フォロワー」

アカウント運用で稼ぎやすくなる基準は、「フォロワー1万人」です。

なぜなら、企業は仕事を依頼する基準を「1万人」に設定している場合が多いからです。「稼ぎやすくなる」ラインと言えます。

(後述しますが、以前よりこの基準は弱まりつつあります。)

例えば私の場合、フォロワー1万人を越えてから、頻繁に企業からダイレクトメッセージでの依頼インフルエンサーのマッチングアプリへの登録依頼がくるようになりました。

もちろん、フォロワー3000人程度でも依頼はあると思いますが、おそらく無料のモニター案件がほとんどだと思います。

実際、大きく稼いでいるインフルエンサーの声を取り上げると、ほとんどの方がフォロワー1万人以上のアカウントを運用していました。

以上より稼ぎやすいのは、フォロワー1万人からと言えます。


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インスタのインフルエンサーの収入源は?

インスタのインフルエンサーの収入源は?

ここからは主要SNSツールの1つである「インスタグラム」に着目し、インフルエンサーがどのように収入を得ているのかを解説します。

インスタのインフルエンサーの代表的な収入源は下記の4つです。

  • PR案件
  • アフィリエイト
  • 運用コンサル
  • コンテンツ販売

それぞれ解説します。

インスタのインフルエンサーの収入源①:PR案件

インフルエンサーの最も有名な収入源は、イベントとのタイアップ、企業の商品やブランドなどを宣伝し、対価として収入を得る「PR案件」です。

PR案件は、インフルエンサーのマッチング会社からの依頼、あるいは企業から直接依頼されるなど、さまざまなパターンがあります。

収入は無料パターンと有料パターンがあり、有料のパターンでは、金額を企業側から提示されることが多いです(こちらからの交渉も可能です)。

「#PR」というハッシュタグをつけている投稿が該当しますので、チェックしてみてくださいね。

インスタのインフルエンサーの収入源②:アフィリエイト

アフィリエイト(成果報酬)型の案件もインフルエンサーの収入源の1つです。

アフィリエイトは「インターネットの成果報酬型の広告」と呼ばれ、消費者がアフィリエイト広告をクリックし、広告主の定めた成果条件を満たした場合、運営者に報酬が支払われる仕組みです。

参考:アフィリエイトの仕組みと報酬振込までの流れ | アフィリエイトA8.net

アフィリエイトはSNSツールだけでなく、ブログ運営の収益源として知られています。

インスタのインフルエンサーは「楽天ROOM」を活用することが多いです。

ブログ運営の収益源

サイト:ROOM – 欲しい! に出会える。 (rakuten.co.jp)

楽天ROOM」は日本最大級のインターネット・ショッピングモールを扱う「楽天」が運営するショッピングSNS。

「楽天市場」にある美容やファッション、家電、食品、インテリア、車などの約2.9億点(2021年4月時点)の中から商品を選び、紹介。

自分の投稿経由で誰かが商品を購入すると、成果報酬がもらえる仕組みです。

実際に、楽天ROOM経由で暮らしの便利グッズの紹介をしているミドルインフルエンサーさんは、月45万程度の収入を得ているようでした

インスタのインフルエンサーの収入源③:運用コンサル

インフルエンサーになると、クラウドソーシングやスキルシェアマーケットなどを活用し、アカウントの運用コンサルや代理運用案件も受けられます

中には、複数の代理運用を受けている人もいます。

例えば、下記のように、スキルシェアマーケット「ココナラ」で運用コンサルを受けているインフルエンサーもいます。

キルシェアマーケット

ページURL:https://coconala.com/services/1096295

  • 最適な曜日や時間帯での投稿(週2回)
  • 投稿原稿の作成(#ハッシュタグ、キーワードの検討)
    →インスタグラムのアルゴリズムに応じたハッシュタグの選定をいたします
  • 投稿画像作成
  • 写真のディレクション
    →配置など全体の統一感を考慮して加工いたします
  • ストーリーズ投稿(適宜)
  • ハイライト作成
  • 簡易なレポーティング(フォロワーの動向など)

などを条件に、代理運用&コンサルを受けています。

このようにスキルを活かして仕事の取り方もインフルエンサーには可能です。

インスタのインフルエンサーの収入源④:コンテンツ販売

コンテンツ販売

アカウントを営業ツールとして活用し、自身のコンテンツを販売するケースもあります

  • イラストレーターがイラストを販売する
  • カメラマンが写真を販売する

などです。

また本業の仕事獲得につながることもあります。

例えば、デザイナーがインスタグラムアカウントを運用していると、

アカウントへ作成したロゴやサイトのデザインを投稿し、クオリティのデザイン制作ができることをアピールできます。

結果、デザイナーとしてのスキルが評価され、仕事の依頼につながります

このように間接的に収入アップを図れます。

「お金」以外の物が手に入る場合も

運用アカウントのジャンルによっては「お金」以外の物が手に入るパターンもあります。

例えば、「食」ジャンルのアカウントを運用している場合、飲食店さんのレセプション(オープン前の模擬運営)に招待され、無料で食事を提供してくれます

「収入」は得られませんが、食費(支出)が減ることを考えれば、実質的に収入を得ていると言っても過言ではありません。

他にも例えば、「旅行」ジャンルでは有名な観光ホテルへの招待されることも

フォロワー数が多く、リーチやインプレッションが高かったりするアカウントは、収入まで得ることもありますよ。

新機能「投げ銭」は収入になる?ならない?

新機能「投げ銭」は収入になる?ならない?

2021年現在、動画配信者に対して視聴者が自ら指定した金額をオンライン送金する「投げ銭」と呼ばれる機能が各SNSツールに追加されています。

いつでも好きなタイミングで配信者に送金できるため、配信者とつながりを感じたい視聴者が投げ銭を行います

市場規模は500億円とも呼ばれ、視聴者と密な関係を築いているインフルエンサー収入を得ていると言えるでしょう。

ただし、社会的な問題もあるので規制が入る可能性があります。投げ銭の収入のみに頼るのは危ないと言えるでしょう。

【2021年最新】収入が減っているインフルエンサーも多い

【2021年最新】収入が減っているインフルエンサーも多い

2021年現在、「インスタグラム」や「Twitter」などのSNSは、マネタイズを目指した参入者がどんどん増えています。

そのため、インフルエンサー中には、過去に比べて収入が減っていて他の稼ぎ方を考える人もいます。

「インスタグラマー自体が増えすぎて飽和しているし、フォロワーの目も肥えてきており、怪しげな商品をPRするとそれだけで数百人のフォロワーが減ることも。

それに今は圧倒的に動画の時代なので、案件も単価もどんどん渋くなる一方。フォロワー10万人以下では、インスタだけでは絶対に生活できないですね。

数年後、完全なるオワコンになっている可能性もあるので、ほかの稼ぎ口も考えています」

引用:収入激減の元人気インスタグラマー「年収50万円が精いっぱい…」と嘆き節

私自身も体感ではありますが、以前に比べてマイクロインフルエンサー(フォロワー1万人以上)の割合が増えているように感じます

フォロワーが1万人から減ることは稀(SNSアカウントは、フォロワーが多ければ多いほど増えやすい)なので、今後もマイクロインフルエンサーの以上の割合が増えていくと思います。

ただし、参入者やインフルエンサーの割合が増えたからと言って「SNSでは稼げない」わけではありません。

むしろSNSの注目度はますます上がっているため、大きな影響力のあるアカウントに仕事が集中するような形になると思います。

そのため、ただ単にフォロワーの多いインフルエンサーではなく、影響力のあるインフルエンサーを目指すようにしましょう。

影響力のあるインフルエンサーを目指すために必要なこと

影響力のあるインフルエンサーを目指すために必要なこと

影響力のあるインフルエンサーを目指すためには

  • アカウントのコンセプトをとターゲットに刺さる運用
  • クオリティの高い投稿を継続的に
  • 「アカウントの露出」と「ファン作り」を繰り返す

などが必要です。

本当に稼げるインフルエンサーになる方法は下記記事で解説しています。併せて確認してみてくださいね。

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