インフルエンサーマーケティングとは?インスタ運用のプロが事例やポイントを解説

「インフルエンサーマーケティングに関して知りたい」
「インフルエンサーマーケティングを知って、効果的な宣伝をうちたい」
「インフルエンサーマーケティングを活用して、売上をアップしたい」

本記事では、上記のような悩み・疑問に対して

ソーシャルアドバイザーズ
  • 日本最大級のスキルマーケット「ココナラ」で販売実績4000件
  • 平均評価★4.9以上

のInstagramサポートサービスを扱うインスタ運用のプロである「ソーシャルアドバイザーズ」が、

インフルエンサーマーケティングのメリット・デメリット」「成功事例」「インフルエンサーへ依頼する際のポイント」を紹介しています。

本記事を読むことで、インフルエンサーマーケティングの活用方法が分かり、売上アップを実現できます

目次

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは

芸能人やモデル、あるいはSNSアカウントを運用して影響力を手に入れた「インフルエンサー」。

このインフルエンサーを活用したマーケティング手法のことを「インフルエンサーマーケティング」と言います。

自社製品やサービスをインフルエンサーに紹介してもらうことで、認知拡大や購買意欲の獲得、ファン増加などの効果が期待できるとして、注目されています。

インフルエンサーマーケティングの市場規模

画像引用先:2020年のソーシャルメディアマーケティング市場は5,519億円、前年比107%の見通し 2025年には2020年比約2倍、1兆1,171億円規模に

画像引用先:2020年のソーシャルメディアマーケティング市場は5,519億円、前年比107%の見通し 2025年には2020年比約2倍、1兆1,171億円規模に

㈱サイバー・バズと㈱デジタルインファクトの調査によると、

インフルエンサーマーケティング市場は2020年に317億円、前年比105%と堅調に推移しています。

2021年には425億円、2025年には2020年の約2.3倍、「723億円」に成長する見込みです。

2021年の内訳は下記の通り。

YouTube:170億円(40%)
Instagram:115億円(27%)
ブログ・Twitter:90億円(21%)
その他:50億円(12%)

その中でもインスタグラムは、若年層や女性向け中心の販売チャネルとして重要性が高まっています

情報発信を行うインフルエンサーのジャンルも多岐にわたって広がり、企業による活用が加速し、今後も伸長すると推測されています。

インフルエンサーマーケティングの4つのメリット

インフルエンサーマーケティングの4つのメリット

毎年市場が伸長しているインフルエンサーマーケティング。メリットが多く、積極的に活用されています。

インフルエンサーマーケティングを活用するメリットは下記の4つです。

  1. 宣伝色がなく、自然に商品をプッシュできる
  2. 最適なターゲットにアプローチできる
  3. 消費者目線のレビューやクチコミの拡散になる
  4. 広告よりも安い費用で「バズる」可能性あり

それぞれ詳しく解説します。

メリット①:宣伝色がなく、自然に商品をプッシュできる

広告っぽさがなく、自然に商品を紹介できる点がインフルエンサーマーケティングのメリットの1つに挙げられます。

サービスや商品を体験したインフルエンサーが、リアルな体験談を発信するからです。

フォロワーからすれば、実際に体験をしたインフルエンサーの姿を見ているので、違和感なく受けられます

インフルエンサーが良い体験をしているのを見て、「○○さんが言っているなら信頼できる」「私もやってみたい」となり、購買につながります。

このように「宣伝色がなく、自然に商品やサービスをプッシュ」可能です。

メリット②:最適なターゲットにアプローチできる

自社商品やサービスを最も求めている層にリーチできるのもメリットの1つです。

インフルエンサーは特定のジャンルや年齢層に特化しているパターンが多いからです。

自社商品と同じジャンルを専門とするインフルエンサーを起用すれば、潜在ニーズを持つユーザーに効率良くアプローチできます。

例えば、「3月に行われる京都旅行のキャンペーン」をPRするとします。

この場合、ターゲットは

  • 京都へ旅行に行きたいとニーズを持っている都内在住の人
  • 春休み期間(3月)の学生(若い世代)

などが挙げられます。

そこで「都内在住且つ学生世代のフォロワーが多いインフルエンサー」を選定し、依頼をします。

このように、自社製品にマッチする最適なターゲットにアプローチできます。

メリット③:消費者目線のレビューやクチコミの拡散になる

インフルエンサーマーケティングを行うと、
インフルエンサーが紹介したサービス・商品をそのフォロワーがリアルなクチコミと共に投稿し、拡散してくれます。

そしてさらにそのフォロワーがサービスを拡散…

このように2次3次と次々に情報が拡散されます

インフルエンサーが化粧品を実体験と共にPR

フォロワーのユーザーAさんが影響を受けて購入。インスタグラムに投稿

Aさんのフォロワー、Bさんが影響を受けて購入。インスタグラムに投稿

・・・

上記のように「リアルなクチコミ」が連鎖。

所謂、「バズった」状態です。インフルエンサーによる拡散だけではなく、消費者による連鎖的な拡散が起きるため、大きな販促効果を期待できます。

メリット④:広告よりも安い費用で「バズる」可能性あり

インフルエンサーマーケティングは、上述した通り、リアルなクチコミの連鎖による「バズ」が発生

そのため、一般的なWeb広告(数十万~数千万)に比べ、コストを抑えて多くのユーザーにアプローチできる可能性があります。

インフルエンサーマーケティングの2つのデメリット

インフルエンサーマーケティングの2つのデメリット

インフルエンサーマーケティングにはもちろんデメリットも存在します。

  • ターゲットを間違えると効果が薄い
  • 「炎上」の可能性がある

順に解説していきます。

デメリット①:ターゲット選定が必要である

インフルエンサーマーケティングは、Web広告のように商品・サービスに興味のあるユーザーを自動で選定し、アプローチをかけてくれません

しかも、インフルエンサーによって、アプローチできるユーザー層が違うため、

PRをお願いする「インフルエンサー」や「その先のターゲット」の選定を間違えると、効果が薄いです。

数十万のコストをかけたのに、終わってみたら宣伝効果が全くなかった」という事も起こります。

そのため、ターゲット層やPR依頼をするインフルエンサーの選定には注意しましょう。

デメリット②:「炎上」の可能性がある

インフルエンサーマーケティングは運用を誤ると、非難・批判が殺到して、収拾が付かなくなる事態に陥る可能性があります。

所謂、「炎上」している状況です。

特に近年では「ステルスマーケティング(Stealth Marketing)」の発覚による炎上が増えています。

レビューや口コミなどで消費者を装い、サービスの評価を作り上げることや、SNSなどを使って多くの消費者の目に触れさせるような行為をステルスマーケティングと呼びます。

引用:ステルスマーケティングって何?5分でわかるステマの仕組みと事例

近年では、ウォルト・ディズニーの人気映画「アナと雪の女王2」のPRで炎上したケースがあります。

映画を宣伝する漫画が、ほぼ同時に複数の漫画家のTwitterアカウントから投稿され、ステマではないかと炎上したのです。

ステマが発覚すると、ブランドや企業の社会的信用を失う事態に陥ってしまいます

炎上を防ぐために、広告であることを明記した上でPRをすることが大切です。

そこで、インフルエンサーにPR依頼をする際は、広告であることの提示をお願いしましょう

例えば、「#PR」、「#プロモーション」、「#タイアップ」などのハッシュタグを投稿に紐づけしてもらいます。

事前に炎上の芽を摘んでおくことが大切です。

インフルエンサーマーケティングの費用

インフルエンサーマーケティングの費用

日本最大級のアフィリエイトサービスプロバイダー「A8.netによるとインフルエンサーマーケティングの相場は下記の通りです。

  • キャスティング会社の場合

依頼料
パターンa):フォロワー×2~8円
パターンb):1ストーリー投稿/1ポスト投稿×数万円
パターンc):インフルエンサー動画制作数万円×20%

※金額はあくまで参考例です。

キャスティングとは、インフルエンサーのキャスティングからディレクションまでを一括で担ってもらえるサービス形態のことです。

  • マッチングプラットフォームの場合

依頼料
プラットフォーム利用料 :20%前後
ポスト投稿/ハイライト保存 :有償
ストーリー等 :数千円

※金額はあくまで参考例です。

「マッチングプラットフォーム」とはプラットフォームに登録したインフルエンサーと、依頼をしたいクライアントとのマッチングができるサービスです。

引用:インフルエンサーマーケティングにかかる費用を紹介!個人と会社で料金は?

たとえば、キャスティング会社にPRを依頼する場合、

5万フォロワーのインフルエンサーを活用すると、最高で「40万円」のコストがかかります

最近では、安価でPRを依頼できる企業も増えていますがそれでも企業に支払うコストは安くないです

コストを抑えるために、インフルエンサーに直接DM(ダイレクトメッセージ)を送り、依頼をしている企業も増えています


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インフルエンサーに依頼する際の3つのポイント

インフルエンサーに依頼する際の3つのポイント

インフルエンサーマーケティングで成果を出すには、インフルエンサーの選定が重要です。

インフルエンサーへ依頼をする際にチェックすべき3つの点を紹介します。

チェックすべきポイント①:インフルエンサーのランクをチェックする

インフルエンサーのランク

インスタグラムの場合、インフルエンサーはフォロワー数によってランク分けされます。

ランクは、以下の通りです。

ランクフォロワー数詳細
トップインフルエンサー100万人以上大多数はTV露出のある芸能人やモデル
ミドルインフルエンサー10万人~100万人インターネットを通じて名声を獲得している
マイクロインフルエンサー1万人~10万人特定の分野で知られる一般人の割合が多い
ナノインフルエンサー1,000以上ニッチな企業と契約することが多い
ライトインフルエンサー999人以下身近ゆえに即効性のある販売促進効果を発揮してくれる

トップインフルエンサーやミドルインフルエンサーは、フォロワー数の多さから、新しい商品やブランドの発売する際に効果を発揮し、商品価値の認知を広げられます

マイクロインフルエンサーは、「多くの人の目に触れる機会」と「高いエンゲージメント率による購買訴求効果」があるため、商品価値の向上や直接的な購買につなげられます

「フォロワー数が多ければ良い」というわけではありません。

自社製品のPRに適したランクはどこか考えましょう

チェックすべきポイント②:依頼製品(サービス)がインフルエンサーのフォロワー層にマッチしているか?

自社製品のターゲット層とのインフルエンサーのフォロワー層がマッチしているかどうかもチェックしましょう。

例えば、「チーズ料理メインのおしゃれなスタンド居酒屋」をPRする場合、

「20代女性のフォロワーが多いグルメインフルエンサー」
「コスパの良いスタンド居酒屋を紹介している女性インフルエンサー」
「カップルのインフルエンサー」


などに依頼すると大きな効果を期待できます。

インフルエンサーやマーケティング企業へ依頼し、インサイト(フォロワーの年代、性別)を共有してもらい、チェックしましょう。

チェックすべきポイント③:フォロワー数だけで判断しない

インフルエンサーは、フォロワー数だけで判断してはいけません

2020年頃まではフォロワーが多ければ多いほど、宣伝効果があると言われていました。

しかし近年は、アルゴリズムの変化で「フォロワー数が多くてもアクティブユーザーが少なければ、投稿が露出されない」という仕組みが採用。

現在のインスタグラムでは、フォロワーが多いだけでは宣伝効果が期待できません。

そのため、フォロワーの数よりもリーチやインプレッションなどの数値も重要視する必要があります。

インサイト(リーチ数やインプレッション数など)を必ずチェックし、インフルエンサーを選定しましょう。

インフルエンサーマーケティングの2つの成功事例

インフルエンサーマーケティングの2つの成功事例

ここからはインフルエンサーマーケティングの成功事例を2つ、紹介します。

成功事例①:チーズドッグ(チーズハットグ)×りょうくんグルメ

インフルエンサーアカウント:りょうくんグルメ(@uryo1112)さん

インスタグラムやTwitterなどのグルメインフルエンサーとして有名な「りょうくんグルメ(@uryo1112)」さんが起用された事例です。

りょうくんグルメさんはTwitterに約40.7万人、インスタグラムに42.8万人(2021年11月現在)のフォロワーを持つ
ミドルインフルエンサーです。

グルメ系インフルエンサーの中でもトップクラスのフォロワー数をほこり、主に10~20代の若年層から人気があります。

Twitterでは、「まじでこの世の全ての○○に教えてあげたいんだが」というフレーズを投稿の冒頭に付け、話題の食べ物を紹介しています。

りょうくんグルメさんはグルメブームの火付け役として有名で、過去にトレンドとなった「チーズハットグ」もりょうくんグルメさんからはじまったと言われています。

実際、TwitterのPR投稿には約6.4万件の「いいね」、約1.4万件を超えるリツイートがされており、大きな反響がありました。

グルメ好きのフォロワーたちがさらに情報を広げる、リアルなクチコミの連鎖による「バズ」が発生しており、拡散力のある「Twitter」を活かした成功事例と言われています。

成功事例②:JR東海(静岡県)×東京カメラ部

JR東海(静岡県)×東京カメラ部

キャンペーンHP:静岡県・東海旅客鉄道株式会社|静岡デスティネーションキャンペーンフォトコンテスト|東京カメラ部 地域支援プロジェクト ― 写真で地域創生を。 (tokyocameraclub.com)

インフルエンサーを活用した旅行・観光関連の成功事例、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)と東京カメラ部株式会社が行った施策です。

東海旅客鉄道株式会社は2019年4月1日(月)~6月30日(日)にかけて、全国から観光誘客を図り、地域を活性化させることを目的として実施する国内最大級の観光キャンペーン「静岡デスティネーションキャンペーン(以下、静岡DC)」を開催しました。

これを盛り上げるため、東京カメラ部は、東海旅客鉄道株式会社とのタイアップ企画として、静岡の自然の風景、街並み、人々や食べ物、アクティビティや観光スポットなど、「あなたが見つけた素敵な静岡を収めた写真」をテーマにフォトコンテストを実施。

フォトコンテストはインスタグラムのハッシュタグを活用しています

このコンテストでは審査員として起用された旅行好きのインスタグラマー「詩歩(@shih0107)」さんの投稿に反響がありました。

投稿では静岡県の富士霊園で撮影された美しい写真と共に、静岡県とJR東海による「静岡デスティネーションキャンペーン」を紹介。

キャンペーンの集客に大きな力となりました。

キャンペーンハッシュタグの「#静岡dc」の投稿数は、今も増え続け、2021年11月現在2.5万件の写真が投稿されています。

「フォトコンテストの集客」、「継続的な地域の魅力を発信」の2点の効果が得られた成功事例です。

インフルエンサーマーケティングを扱う企業に関して

インフルエンサーマーケティングを扱う企業に関して

インフルエンサーマーケティングを展開する企業は、以下の3つのタイプに分かれます。

  • キャスティング型
  • プラットフォーム型
  • 特化型

それぞれ解説します。

①キャスティング型

キャスティング型の企業は、インフルエンサーのキャスティングからディレクションまでを一括で担ってくれます

自社に十分なノウハウや人的リソースが無い場合やインフルエンサー選定~実施・効果分析まで一括で外注したい場合に有効です。

②プラットフォーム型

プラットフォーム型の企業は、インフルエンサーと依頼をしたいクライアントをマッチングするプラットフォームを扱う企業です。

自社でインフルエンサーの選定や交渉を行いたい、マーケティングノウハウを持っているなどの場合におすすめです。

③特化型

特定のジャンルのインフルエンサーを専門に選定やPRを行う企業です。

学生のインフルエンサーのみ、マイクロインフルエンサー(フォロワー1~10万人)、女性インフルエンサーのみ扱うなどのパターンがあります。

自社のターゲットや起用したいインフルエンサーがはっきり定まっている場合に有効です

インフルエンサーマーケティングを扱う企業の例に関しては、下記記事で解説しています。併せて確認してみてくださいね。

インフルエンサー紹介サイト13選!インスタ運用のプロが特徴や費用を徹底解説 (social-advisors.net)

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